日帰り白内障手術について
健康保険適応の白内障手術(単焦点、乱視矯正レンズ使用)
当院の白内障手術は、単焦点眼内レンズを用いた健康保険適応の手術です。
眼内レンズ(手術で取り除いた水晶体の代わりになる人工水晶体)は柔らかいので少しの切開で眼内に挿入することができ、視力が回復します。
当院では、極小切開白内障手術法を採用し、患者様の負担軽減に努めております。
また、日帰りでの白内障手術を行っています。
約2.5mmの小さい切開創より白内障を超音波にて吸引し、単焦点レンズを入れます。
単焦点眼内レンズは、遠くまたは近くにピントが合うよう選択され、挿入されます。
手術によって、水晶体の濁りがなくなるため明るくなり、以前よりも見やすくなります。
しかし、好みの距離に焦点を合わせているので、手元の本も、遠くの看板も両方はっきりと見えるという訳ではありません。
そのため、術後、眼鏡が必要になります。
患者様の生活スタイルに合わせて、おおよその焦点距離を決めることが必要です。選択した以外の焦点距離は、眼鏡を使用することでピントを合わせます。
白内障手術の流れ
- 1 診察
- 一般的な視力検査などに加えて眼底検査など詳しく診察していき、白内障手術にて視力回復の可能性があるか検査します。
手術となれば術前検査・手術説明の予約をしていただきます。
※散瞳検査が必要になりますのでお車やバイクの運転以外でお越しください
- 2 術前検査・手術説明
- 眼の長さを測る検査や黒目の細胞数を測る検査などの眼科的検査や血液検査などの全身検査をします。
その後、白内障手術の説明を付き添いの方を一緒に受けていただきます。
※手術に関しての不明な点や、不安や心配なことは遠慮なく相談してください
- 3 手術の当日
- 付き添いの方と来院していただき、点眼薬で散瞳を始めます。簡単な手術着を羽織っていただき1時間程度お待ちいただきます。
点滴のためのルート確保を行い、血圧などに異常がなければ麻酔用点眼をして手術室へ入ります。
手術室のイスに座って頂くと背もたれが倒れイスがベッド代わりになります。
- 手術は一般的な白内障の場合は約10~15分程度で終了します
- 術後は、塗り薬を入れ、ガーゼ、眼帯をしていただきます
- 術後約20分程度は院内にて安静にしていただきます
- 4 手術の翌日
- ガーゼを外さないようにしていただき来院してください。
- 5 術後検診
- 術後の診察は基本的に診療日で翌日、翌々日と、術後1週間、2週間、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月と定期受診が必要となります。
場合によっては上記以外の診察が必要な時もあります。
術後1~2か月間は術後点眼が必要になります。